【もくじ】
- 医療情報キットの内容
- 使用方法
- 使用上の注意点
1.医療情報キットとは
日本に暮らす外国人、旅行で訪れる外国人にとって、馴染みのない国で、病気や災害に見舞われるのはとても不安な事です。それは私たち日本人も同じです。
そんな時、個人情報や医療情報について、日本語の対訳がある物を携帯していることにより、すぐに処置をしてもらえる可能性が高まり、命を救うことができます。外国人の不安を少しでも軽くしたい。そういった気持ちから、この医療情報キットが生まれました。
日本では一般的にほとんどの方が保険証を持っています。外国人の方にも、この医療情報キットを保険証のように携帯、設置してもらい、万が一の事があっても安心していただけるように願っています。
日本に在住されている方へ
もしもあなたが、自然災害や事故、病気等で話ができない状態になった時に、この医療情報キットはサポートツールとしてきっと役に立ちます。
また、あなたの家族や友人たちにとっても、有益なサポートツールになります。
もしもの時に備えて、日頃からご自身の体と向き合い、あなたの命を救うものとしてご活用ください。
日本に短期滞在される方へ
トランジットのような、30分から1時間という超短期の寄航時間にも、運悪く災害に遭うこともありえます。
もしもあなたが、自然災害や事故、病気等で話ができない状態になった時。日本語が分からなくて途方に暮れている時。この医療情報キットはサポートツールとしてきっと役に立ちます。
パスポート等の大切なものと一緒に保管し、あなたの命を救うものとしてご活用ください。
<医療情報キットの内容>
<使用方法>
- 119番通報をします。
- 駆けつけた救急隊が、ステッカーを目印に医療情報シートを取り出します。
- 救急隊が、医療情報シートを参考に救急医療活動を行います。
- 病院へ搬送されます。
- 自宅へ戻れるようになった際、医療情報シートが返却されます。
- 医療情報シートを保管場所へ置きます。
<使用上の注意点>
- 医療情報シートは分かりやすく、読みやすい字で、丁寧に書いてください。
- 救急隊員はあなたの顔が分かりません。本人確認ができないと処置が遅れます。必ず顔写真を添付してください。
- 健康状態は変わりますので、1年に1度は情報の更新をしてください。
- 医療情報キットは見つけやすい場所に置いてください。
- 医療情報キット容器の中には、救護活動に関する情報のみ入れてください。特に、通帳や印鑑等、財産にかかわる貴重品は入れないようにしてください。
- ステッカーは玄関ドアの外側や家の外壁に貼らないでください。
- 本人の状態や搬入先の受入れ状況等によっては、かかりつけ医療機関に搬送されない場合もあります。また、備考欄に救急隊への伝言が記載されている場合についても、救護活動に必要と判断された場合に使用されるものであるため、活用できない場合があります。あらかじめご了承ください。
2.用紙のダウンロード
医療情報キットの用紙をダウンロードできます。ぜひご活用ください。
- 医療情報シート
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