災害が少なく穏やかな木更津に魅力を感じ東京から引っ越してきたのが14年くらい前になるでしょうか。
地の利が良く、人々も穏やかで私が思い描いていた宝物のような生活を満喫していました。

しかし忘れもしません。
2019年(令和元年)私達は関東地方に上陸したものとしては観測史上最強クラス、二次災害も含め、甚大な被害をもたらした令和元年台風第15号(Faxai)を経験しました。

災害の少ない穏やかさが災いとなり、災害への対策をほぼしていない木更津や近県の人々は、緊急医療情報キットの設置がされていない為に、適切な処置を受けられず助かる命が助からなかったという痛ましい出来事もありました。

そういう方々を悼み、社会貢献活動の1つとして、地域の方々及び有志の方々と共に、医療情報キットを普及させるべくEmergency Japan.orgを立ち上げました。

現状では、高齢者の一人暮らしの方やお身体の不自由な方が希望すれば、社会福祉協議会のような所から配布して貰えるものですが、被災された知り合いのお手伝いをしていた時に、ブルーシートの張替え作業時に怪我をされたり心因性のショックで倒れられ、救急車を呼んだ等の話を聞くにつけ、しみじみと年齢に関係なく一家に1つ必ず救急医療情報キットが必要だと痛感しました。

また、国籍に関係なく日本に居住される方、観光・出張等で一時来日されている方々にも必要なものだと考えます。

日本に観光に来られて被災し、情報が分からず手当てが遅れた、情報があったら助かっていたのに!という悲しい事態が起こらないように、また避難所での生活で言語が分からず適切な薬が飲めず体調を崩されたりアレルギー等で発作を起こしてしまった等の事故が起こらないように少しでも広めて行きたいと思います。

賛同をくださる方、個人・法人を問わず、この自然災害大国の日本で少しでも安心して過ごせるようにご協力を宜しくお願い申し上げます。

Emergency Japan.org
ATARIME合同会社
立原 容子